こんにちは。チョンダム チャオルム皮膚科 院長のキム・ジンホです。
首のしわにヒアルロン酸を注入した後、首がエンボス加工のようにでこぼこになってしまったと、落ち込んだ気持ちで来院される方が多くいらっしゃいます。
首のしわのヒアルロン酸は、量の調節が難しい治療です。少なければしわが残り、多めに入れれば肌がでこぼこに見えることがあります。
Efficacy and safety of hyaluronic acid filler on the treatment of horizontal neck lines
一生このまま残るのではと心配される方もいますが、怖がる必要はありません。ただし、でこぼこしているからといって、すべて同じ方法で解決するわけではありません。待てばよい状態もあれば、入れすぎたヒアルロン酸を減らす必要がある状態もあります。
1. 施術直後のでこぼこと副作用は、時期で分けて見る必要があります
まず区別すべきなのは、このでこぼこが、ヒアルロン酸を入れすぎて生じたものなのか、施術直後だから見える変化なのかという点です。
Hyaluronic Acid Compound Filling Plus Mesotherapy vs Botulinum Toxin A for the Treatment of Horizontal Neck Lines: A Multicenter, Randomized, Evaluator-Blinded, Prospective Study in Chinese Subjects
施術直後の首の皮膚を撮った写真です。線のように盛り上がった部分もあれば、点のように目立つ部分もありますね。
このような膨らみや腫れは、1〜2週間のうちに落ち着く経過がほとんどです。ですから、この時期の様子だけで副作用と判断することはできません。
問題は、2週間が過ぎ、1か月が過ぎても、1か所だけがぷっくりと残っているときです。時間が経っても残るこうしたしこり(結節)は、副作用の一つと見るべきです。
Persistent Nodules on Necklines Following Hyaluronic Acid Filler: A Case Report
2. 結節ができる理由
首のしわは、端から端まで同じ深さで刻まれているわけではありません。1本の線の中にも深いところと浅いところがあり、首の皮膚自体も薄いです。そのため、目に見える線に沿って同じ量を入れると、浅いところではヒアルロン酸が余ってぷっくりと目立つことがあります。
このため首のしわのヒアルロン酸は、何cc入れるかと同じくらい、どこにどう分けて入れるかが重要です。ヒアルロン酸を真皮の深い層に少量ずつ分けて入れ、しわの長さと深さに応じて全体の量を調節する必要があります。浅すぎる層に注入すると、過矯正やでこぼこが生じやすくなります。
Hyaluronic Acid Compound Filling Plus Mesotherapy vs Botulinum Toxin A for the Treatment of Horizontal Neck Lines(同じ研究)
ですから、見た目は同じように膨らんでいても、原因は違うことがあります。腫れがまだ残っているのか、ヒアルロン酸が入りすぎているのか、注入された位置と深さが問題なのかを、まず見る必要があります。でこぼこしているというだけで、最初から溶かすと決める必要がないのもこのためです。
3. 過矯正なら、必要な分だけ溶かす必要があります
過矯正であれば、HA(ヒアルロン酸)はヒアルロニダーゼという酵素で分解できます。すでに入っているヒアルロン酸の量を減らす方法です。
溶かせば元に戻るのかという質問もよく受けますが、ヒアルロン酸は溶かせるものの、一度に全部溶かすのは避けるべきです。でこぼこをなくそうと溶かしすぎると、しわを埋めていたボリュームまで減ってしまうからです。そのため、必要な程度を見ながら数回に分けて溶かす方法で矯正する必要があります。
ただし、膨らんだ部位に赤み、熱感、痛みがある場合は、ヒアルロン酸が多く入った問題だけとは見られません。このときは別の原因から確認する必要があります。
でこぼこが見えたら、溶かすことから決めるのではなく、なぜでこぼこなのかを確認したうえで、必要な分だけ矯正する必要があります。この順序を守れば、過矯正が生じたときも本来のボリュームを保ちながら矯正できます。
おわりに
ご自身の首のしわにどの治療が合うかは、年齢によって基準が異なります。この記事では副作用だけを扱ったので、年齢別の選び方は下記の記事に別にまとめてあります。
以上、チョンダム チャオルム皮膚科 院長のキム・ジンホでした。
※ 施術の可否、使用する製品、注入量と経過は個人の状態によって異なる場合があります。正確な内容は医師のカウンセリングでご確認ください。




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